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文化財

提供:むつ市教育委員会


二枚橋2遺跡出土品

にまいばしにいせきしゅつどひん


文化財

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二枚橋2遺跡出土品







二枚橋2遺跡出土品



概要

 二枚橋(2)遺跡は、大畑町二枚橋地区の大畑川と茶水川に囲まれた標高20~30メートルの津軽海峡に面した台地上にあり、現在の大畑中央公園陸上競技場のあたりに位置します。
 平成9年に当時の大畑町教育委員会により発掘調査が行われ、主に今から2千300年~3千年前の縄文時代晩期後半のものと思われる土器や石器、土偶などが多数発掘されました。
 二枚橋(2)遺跡と同時期の遺跡として、つがる市の亀ヶ岡遺跡や八戸市の是川中居遺跡、下北地方では大間町のドウマンチャ貝塚などがあります。
 平成14年には、602点が県重宝に指定されていましたが、平成24年9月6日、1千308点が国の重要文化財として、官報告示となり、指定されました。
 出土品の特徴の一つとして、土製仮面の数の多さが挙げられます。全国的にも土製仮面の出土数は土偶に比べて多くなく、今回、二枚橋(2)遺跡から出土した土製仮面の数は19点。全て小形サイズのもので、紐通し用の孔が空けられており、額や首などに付けて祭祀の場などで使用されていたと考えられています。また、土器や石器等の実用的なもののみならず、祭祀的な性格が強い品(土偶、石棒、石刀等)が多いのも特徴です。耳飾りや土製円板、穴が空いている玉など、現代のピアスやネックレスに相当する品も多数出土されており、それぞれの出土品における芸術性の高さや、人々が精神的に豊かな生活を送っていたことが想像できる貴重なものです。
青森県二枚橋2遺跡出土品
指定名称青森県二枚橋2遺跡出土品
指定年月日平成24年9月6日
指定基準土器、石器、木器、骨角牙器、玉その他縄文時代及びそれ以前の遺物で学術的価値の特に高いもの
指定点数・内訳土器・土製品 668点
石器・石製品 636点
骨角製品 4点

品名・点数

品名よみがな点数

【 土器・土製品 】

壺形土器つぼがたどき121点
鉢形土器はちがたどき67点
浅鉢形土器あさはちがたどき18点
深鉢形土器ふかばちがたどき1点
皿形土器さらがたどき7点
台付土器だいつきどき42点
注口土器ちゅうこうどき5点
香炉形土器こうろがたどき1点
ふた1点
小形土器こがたどき72点
土偶どぐう80点
土製仮面どせいかめん19点
冠形土製品かんむりがたどせいひん2点
土版どばん6点
耳飾みみかざり17点
土製勾玉どせいまがたま2点
たま144点
匙形土製品さじがたどせいひん4点
土製円板どせいえんばん54点
鐸形土製品たくがたどせいひん1点
鼻形土製品残欠はながたどせいひんざんけつ1点
環状土製品かんじょうどせいひん1点
土錘どすい1点

【 石器・石製品 】

石鏃せきぞく159点
石錐いしきり15点
石箆いしへら38点
石匙いしさじ65点
石槍せきそう27点
磨製石斧ませいせきふ16点
打製石斧だせいせきふ13点
擦切具すりきりぐ2点
砥石といし2点
石皿いしざら5点
磨石・凹石・敲石すりいし・くぼみいし・たたきいし115点
石錘せきすい15点
石冠せっかん5点
石棒せきぼう13点
石刀せきとう50点
たま57点
垂飾すいしょく18点
異形石器いけいせっき6点
独鈷石どっこいし3点
岩版がんばん11点
環状石製品かんじょういしせいひん1点

【 骨角製品 】

刺突具残欠しとつぐざんけつ1点
銛残欠もりざんけつ2点
装身具残欠そうしんぐざんけつ1点

用語解説

重要文化財日本にある建物や彫刻(仏像など)、絵画や考古資料などの有形文化財のうち、特に重要なものとして日本国政府(文部科学大臣)が指定した文化財のこと。その中でもさらに優れたものが国宝となる。
県重宝青森県が指定した文化財の名称。他県等は○○県指定□□文化財などという名称。(□には、有形、無形などの用語が入る)
祭祀豊作、生活の安泰、安産祈願、病気治癒などの感謝や祈り、また人が亡くなった後の葬儀などの儀式を言う。
土器粘土で作り焼かれた器。貯蔵、盛りつけ、煮炊きや祭祀で使用された。その用途によって器の形が様々ある。
注口土器飲物を注ぎ入れるために使われたと考えられる。
土偶主にひとがた(人の形)に作られ、祈りの道具として大切に扱われていた。
土製品それぞれ用途がはっきりとわかっていないが、実用的でないものが多く、祭祀で使用されていたと思われる。
石器石を加工して作られた道具。狩り、調理、祭祀で使用された。
石棒・石刀棒状もしくは刀状に作られた石製品で、実用性はない。祭祀で使用したと考えられる。
骨角製品動物や魚類の骨、角を材料として作られた道具や、装身具(アクセサリー)など。

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